墨池の角で殴る

日記です。

人生の敗残者

つまらない人生だった。

ロープを首にかけながら思う。

君が死んでから、生きているのが楽しくないんだ。

椅子の上に立つと、手が震えた。

僕も君みたいになりたかった。

君みたいに、美しく死にたいんだ。

目を閉じて、深く息を吸う。

時計の針の音だけが、部屋に響く。

息を吐くと、涙が流れた。

死ぬのが、怖いと思った。

僕はそのまま、椅子の上に立ち尽くした。

最後の一歩が、踏み出せなかった。

死にたくなった。

それでも死ねなかった。

自分が嫌いになった。