2024-03-03 人生の敗残者 日記 つまらない人生だった。 ロープを首にかけながら思う。 君が死んでから、生きているのが楽しくないんだ。 椅子の上に立つと、手が震えた。 僕も君みたいになりたかった。 君みたいに、美しく死にたいんだ。 目を閉じて、深く息を吸う。 時計の針の音だけが、部屋に響く。 息を吐くと、涙が流れた。 死ぬのが、怖いと思った。 僕はそのまま、椅子の上に立ち尽くした。 最後の一歩が、踏み出せなかった。 死にたくなった。 それでも死ねなかった。 自分が嫌いになった。