墨池の角で殴る

日記です。

小説

「ねえ、私のこと、愛してる?」 深夜、橋の上を歩いていると、隣を歩く彼女がそう尋ねてきた。 「世界で一番愛してるよ」 「……なんか嘘くさいね」 「本当だよ」 彼女はセフレではないし、結婚詐欺のカモでもない。僕は心から彼女を愛していた。 「じゃあ証…