墨池の角で殴る

日記です。

にらめっこの相手がパソコンだと勝ち目がない。しかもそれが文章作成アプリならなおさら。

か、か、か、かけねー!(ちゃぶ台をひっくり返しながら)

 

 

いやー僕、将来は売れっ子小説家になるべく、小説を書いてるんですよ。

 

そんで1か月かけて完成させた短編を調子に乗って公募に出したら、見事1次選考すら通過しなかったんですけど、それから1文字も書けてない!

 

書こうとは思っているんですよ。書けてないだけで。

 

書けない原因を因数分解すれば、朝、布団から出るのは寒いし、パソコンのパスワードを入力するのはだるいし、なんか風邪っぽい気がするし、童貞だし……。

 

そんなんで一日中表情を変えないパソコンとにらめっこをしてると、気が狂う狂う。

 

僕は童貞のまま死んじゃうんじゃないか、とか考えだしちゃうんですよ!

 

酷いときなんてTwitterで、#彼女募集 #エッチしましょう とか、呟きそうになるんですから!

 

だからね、僕はとにかく童貞を卒業したいんですよ!!!!

 

 

……いや、これって結構合理的な考えだと思うんですけど、僕が書きたい小説のジャンルは、青春なんです。で、青春っつったら恋愛ですよ。

 

でも……あれ? 僕、まともに恋愛したことがないぞ!!

 

そうなんです。実は僕、童貞なんです。(えっ!)

 

だから僕、リアリティのある恋愛を書くために、高校デビューとやらをキメてやることにしましたよ。

 

でも、困りました。僕のモテ知識は、足が速い人がモテるで止まっています。

そんなのではダメなことくらい、僕でも分かります。

 

僕はgoogleで、ありとあらゆるモテ要素を調べました。

検索履歴を見て、昨日見たエッチな動画を見つけるのに30秒かかるくらいには調べましたよ。

 

そして僕は、結論を導き出しました。

 

僕には無理

 

モテ要素を検索していると、笑顔だコミュニケーション能力だ清潔感だと、まあいろんなことが書かれてるわけですよ。

 

でもさ、顔が良いやつはそんなことをしなくたってモテるわけじゃん。

そんで笑顔あふれるコミュ強の清潔感あるイケメンがいたらさ、勝ち目ないじゃん。

それにさ、髪にワックスつけてさ、笑顔作って内心めんどくさいなとか思いながら相槌を打ち続ける自分を想像したら、気持ち悪くてしょうがないの。

 

毎日笑顔を絶やさず、清潔感があって運動神経抜群で僕にも優しかった小沢君とは、そもそも人間としての質が違うんですよ。

 

 

でも、恋愛はしたい。

 

そういえば8年前、僕がまだ小学生だった頃は、それなりにモテたんです。

好きな女の子とは両想いだったし、2番目に好きだった子とも、お互いに二番目に好きな人同士でした。

 

あーあの頃はよかったのになー

 

毎日楽しくて、将来の夢は医者です! とか、本気で言ってたんだもんなあ。

 

今じゃ将来には不安しかなくて、歳を取ることが怖くなって、彼女はできなくて、好きだった人には未練たらたらで、小説は書けなくて……。

 

あれ、僕ってなんで生きてるんだろう……。

 

「……だよ……で……」

 

ん?

 

「こっちだよーおいでー」

 

振り向くと、虚しさと焦燥感を孕んだもやもや君が、心の奥の影から手を振っています。

 

厄介な奴が出てきてしまいました。

あいつは影から姿を現すと、だんだんと大きくなっていくんです。

次第に心いっぱいに広がり、そのまま放置していると、やる気と冷静な判断力を飲み込んでしまうのです。

 

そいつが出てきた時に対処する方法を、僕は一つしか知りません。

 

それは、睡眠薬を飲んですぐに寝ることです。

 

運が良ければ、翌日からは元気ハツラツ! とまではいかないものの、布団から起き上がる気力くらいは残ります。

 

あとは祈りましょう。

 

 

そういえばこの前病院に行ったら「薬がちゃんと体に合ってるかとかを調べるから、5月に血液検査ねー」って言われたんですけど、こういう場合、バックレるのってアリでしたっけ?

 

別に注射が怖いとかそういうわけじゃないですよ……。

 

うん……………………。

 

だから、誰でもいいから薬だけもらって家に帰れる方法を教えてください。

お願い!

 

そろそろ締めよう

 

僕は今、何を書いているんでしょう。

脈絡が無さ過ぎてよくわからなくなってきました。

しかも読み返してると、この前書いたようなことばっか書いてあるし……。

とりあえず今日はここらへんで終わりにしましょう。

またね。

                                いおり

元気100倍! アソパンマン! は憂鬱で力が出ません

みなさん、元気ですか!(アントニオ猪木風)

 

僕は元気じゃありません。

布団から出る気力が湧かなくて部屋の時計を見つめていたら、1時間が過ぎていました。

「時間なんて止まればいいのに」

世の中の男子が一度は妄想したであろう願望を呟くと、それを聞いた姉がゴミを見るような目で僕を見てきました。(僕はMじゃないので気持ちよくはありませんでした)

 

深夜徘徊と未練タラタラ男

 

中学の卒業式があった日の夜、そのまま眠る気にもなれなくて、僕は散歩に行くことにしました。

時間は深夜2時、田舎のこの町に人通りは全くなく、時折思い出したように車が通り過ぎていくだけ。

僕は歩きながら、これまでの9年間を思い出しました。

転校していった友達が住んでいた家、塾へ行くために自転車で毎日通った道、よく友達とアイスを買ったコンビニ、初恋の女の子と遊んだ公園。

僕の小学校と中学校は田舎の公立校だったので、中学受験をしなかった人は、ほとんどが同じ中学に進学してきました。なので、同じ中学の人とは、出会ってからだいたい9年も経っているわけです。

もうその記憶の中の誰にも会えないのかもしれないと考えると、なんだか泣きそうになりました。

いつか死ぬときに、僕のことを覚えていてくれる人はいるのでしょうか。

僕は、人に忘れられるのが怖いです。人を忘れていくのが怖いです。

忘れていることにも気づかないで生きていくのが怖いです。

忘れても、今が幸せならいいと思うようになるのが怖い。

今の自分が消えて、違う自分に変わっていくのが怖い。

怖くてしょうがない。

僕はこの先、どうやって生きていけばいいのでしょう。不安で死にそうです。

 

さて、あてもなく歩いているうちに、昔通っていた小学校の近くの橋まで来ていました。

僕が小学生だった頃に橋の下に住んでいたホームレスの人は最近見なくなりました。

今どこで何をしているのか、生きているのか死んでいるのかすら分かりません。

それでも生きているなら、幸せだといいなと思いました。

それから僕は橋を渡り、田畑を抜けて、大通りに出ました。

道の先には飲食店が並んでおり、歩いている人こそいないものの、車がよく通りました。

僕は少し不安になりました。

もし人とすれ違ったら、深夜に未成年が一人で歩いていると警察に通報されてしまうのではないか、と。

それでも一度くらいなら経験として補導されてみるのも悪くないかな、なんて考えていると、1つ、疑問が浮かびました。

僕は今、何者なんだろう。

僕は今日、中学生ではなくなったわけだけど、高校生にはなっていない。かといって進学先の高校は決まっているので、ニートというわけでもない。

もし警察官に「きみー中学生?」と聞かれたら違うと答えるし、高校生やニートかと聞かれても違うと答えるので、名乗れる肩書きがない。

しいて言うなら自殺願望のある15歳男なのだが、それを言うと深夜に徘徊しているという状況も相まってダブル役満、即精神病棟送りでしょう。

小児病棟に入院した時でさえ地獄のような日々だったのに、精神病棟なんかにいったら僕、自殺しちゃいますよ!

ということで、引き返して家に帰ることにしました。

 

それからしばらく歩いて、僕は家から持ってきた音楽プレイヤーの存在を思い出しました。

家を出る前に、卒業記念品としてもらったcdの音声ファイルをmicroSDカードにコピーして来たのです。

イヤホンを耳に挿して再生ボタンを押すと、合唱曲の「群青」が流れ始めました。

それは、僕のクラスメイトが合唱祭で歌った時の音声でした。

僕はピアノの音を聞いて、少し悲しくなりました。

人が最初に忘れる五感の記憶は、「声」だといいます。

僕は7年前まで両想いだった女の子に未練タラタラで、ストーカーになる度胸も無いのでせめて忘れずにいようと思っているのですが、(自分でもかなり気持ち悪いと思ってる)声はもう思い出せないし、聞くことも出来ない。

この歌声の中に、彼女の声はないのです。

その理由は単純明快で、彼女はピアノの奏者だからです。

誰よりも綺麗で存在感のある音を出しているのに、声は聞こえない。

どっちの方が良かったのでしょう。

歌声の中に彼女の歌声が埋もれて区別はつかないけど彼女の声は聞こえるのと、声は聞こえないけれど彼女のピアノの音は聞こえる。

それを考えるとピアノを弾いてくれて良かったのかもなんて思いますが、やっぱり声を忘れるのは寂しい。

そんなことを考えながら歩いていると、空が明るくなり始めていました。

今日が終わって、朝が来る。

明日もその繰り返しで、人は新しいことを覚える代わりに、何かを忘れて生きていく。

やっぱり僕はまだ、生きることに前向きにはなれない。

明日も明後日も死にたくなって、いつか本当に死ぬ時が来る。

その時に、まだ生きたいと思える人生になるのだろうか。そんなことを思いました。

「ねえ、私のこと、愛してる?」

深夜、橋の上を歩いていると、隣を歩く彼女がそう尋ねてきた。

「世界で一番愛してるよ」

「……なんか嘘くさいね」

「本当だよ」

彼女はセフレではないし、結婚詐欺のカモでもない。僕は心から彼女を愛していた。

「じゃあ証明してよ」

僕は少し考えてからスマホでlineを開き、メッセージ履歴を見せた。

「そういうのじゃなくてさ」

「じゃあ君のうんこ食べるよ」

「そういうのじゃなくてさ!」

「じゃあどうすればいいのさ」

すると彼女は数舜押し黙って、それから試すように言った。

「私のために死ねる?」

「死ねるよ」

僕は間髪入れずにそう答えた。

「今すぐに?」

「うん」

「じゃあ死んで」

「分かった」

僕は橋の手すりに足を掛けると、彼女が僕の腕を掴んだ。

「やっぱ死ななくていいよ」

「じゃあ、どうやって証明すればいい?」

僕は分からなくなって、そう尋ねた。

それからまた、数舜の沈黙が訪れた。

僕は黙って、彼女の答えを待った。

「……何も言わずに死なないでね」

ようやくそう言った彼女の表情は、どこか寂しげだった。

僕は彼女のその言葉に、頷く事が出来なかった。

たとえ嘘をついてでも、僕は頷くべきだったのかもしれない。

それでも僕は、彼女の言葉に頷く事は出来なかった。僕は彼女を、愛していたから。

それから僕たちは、手を繋いで歩いた。

そこに会話は無く、流れる川の音だけが響いていた。

僕は将来、ヒモになる!

夕食を食べていた時、こんな会話がありました。

 

母「伊織、親はいつか死ぬんだよ」

僕「どしたん急に」

母「伊織は将来のこと、ちゃんと考えてるのかなって」

僕「考えてるよ」

 

と言ったものの、そんなもん考えているわけがありません。

だって僕は毎日死ぬことばかり考えているのですから。将来のことなんて考えたら、僕死んじゃいますよ!

 

とはいえ親が死んだら、ニートになる予定の僕は生きていけません。

自室に戻って、どうにか食つなぐ方法を考えました。

「考える人」のポーズで考えると、すぐに結論が出ました。

そうだ! ヒモになればいいんだ!

お父さんお母さん、僕、将来の夢が出来ました。

ヒモです! 僕はヒモになります!(生まれてきてごめんなさい)

 

 

探さないでください。僕はヒモになります。

 

いやいや、これでも僕、結構真剣なんですよ。

だって考えてみてくださいよ! ヒモになれば、働かなくていいんですよ? それと同時に、将来への不安ともおさらばできるハズです。きっと幸せでしょう。

よし、そうと決まれば、いい男にならなければいけません。

僕は動きます。

まずは美容室で、「イケてるやつで」とイケてる人に注文し、イケてる髪型になります。

次はイケてる洋服を買い、イケてる香水をつけます。

その次に少女漫画を読んで、女の人の理想の告白の方法をリサーチします。

最後に港区女子の顎をクイッとやりながら「俺を養ってみない?」と言えば僕のハッピーヒモライフが始まります。

どうです? 凄く現実的な計画でしょ? そうでしょ? ……ねえ、そうだと言ってくれよ!

朝は来る

最近、寝れない夜が続いている。

睡眠薬は1時間以上前に飲んだ。それでも、眠れない。

夢にも現実にも行けない。そんな夜は、未来の自分を想像する。

部屋に引きこもり、腹が減ったら床を叩く僕を、そこら辺の会社で働いて、つまらない人生を送っている僕を、一生独身で人生を終え、孤独な人生を送った僕を。

そんなあり得るかもしれない可能性の僕を想像して、僕は現実から目をそらすように眠りにつく。

 

僕は道の真ん中で、拳銃を持って立っていた。

「みんな死ねばいいんだ」

僕は目の前を歩いていた女の頭を撃った。

女はその場で倒れて、動かなくなった。

それから僕は、目についた人間を銃で殺していく。

坊主頭を殺して、太った中年を殺す。

やがて周りには誰もいなくなって、その代わりに大量の死体が落ちていた。

つまらないと思った。

僕は銃を投げ捨て、死体を蹴って転がす。

しばらく転がしてから仰向けになったその死体を見ると、僕が知っている顔だった。

周りの死体の顔を確認する。

皆、僕が嫌いな人間だった。

僕は心底どうでもいいと思った。

 

僕は教室にいた。

そこには、殺したはずの中学の担任がいた。

「さっきはよくもやってくれたな」

担任はそう言い、僕の髪を掴んで持ち上げた。

「なんで生きてるんだよ」

「お前が殺さなかったから」

そう言って担任は、僕を殴った。

痛くは無い。

それでも、殴られていると惨めで死にたくなる。

仕方なく僕はズボンのポケットから拳銃を取り出し、撃った。

担任の手から逃れた僕は、教室を出て隣の教室まで歩いた。

そこでは、背の高い男が授業をしていた。

授業を受けている人は皆が小学生くらいの子供で、楽しそうにニコニコ笑っている。

幸せそうだった。世界の残酷さを何も知らない、純粋無垢な子供。

叶うなら僕は、何も知らないまま死にたかった。この世界に、絶望する前に。

それでも僕は生きているし、この先も生きていくのだろう。

やっぱりこの世界は残酷だ。生きる理由は無くても、生きていられるのだから。

僕は一度深呼吸をして、それから覚悟を決めた。

扉を空けて、教室に入る。

子供たちの表情が恐怖に変わっていく。

僕は構わず進んで、ひとりの男の席で足を止める。

「ようやく来たんだね」

そいつは、笑って言った。

「待ちくたびれたよ」

「ごめん、6年も待たせて」

ようやく、今が来た。

「もう心残りはない?」

「ないよ」

嘘だった。本当は後悔しかなかない。それでも、朝は来るから。

「それじゃあ、さよならだね」

「うん」

そいつの寂しそうな表情を見て、泣きそうになった。

それでも僕は涙をこらえて、そいつのこめかみに拳銃をあてる。

「またね、僕」

「ああ、じゃあな」

銃声。

そしてだから、次は僕の番だった。

僕は自分の頭に拳銃をあてる。

「またな、僕」

銃声。

 

 

目が覚めると、昼だった。

僕はキッチンまで歩いて、パンに柚子胡椒といちごジャムを塗って口に運ぶ。

これが意外と美味しくて、なんだか拍子抜けしてしまった。

そういえば昔、同じような組み合わせで、パンを食べていたことがあったような気がする。

今となってはその時を思い出すことは出来ないのだけど、それでもいいと、僕は思った。

僕がなりたい大人ってなんだろう

そういえば最近初めて彼女が出来た友人のTくんが、「愛を知れば人生変わるよ」なんてことを言っていました。聞いたときはこのリア充め、と思って適当に聞き流しましたが、確かにT君は彼女ができてから明るくなりました。愛を知れば、人生楽しくなるのでしょうか。もしそうなら恋愛、してみたいですね。(彼女ができる気はしませんが……)

 

さて、僕はというと毎日自殺して―と思いながら生きているわけですが、そんな人間なので、将来マトモな大人になれる気がしません。

このままだと40歳で職歴なしのデブでハゲのおっさんになっている未来は確定しているわけですが、マトモな大人になるくらいだったら、そっちの方がいいんじゃないかな、なんて思ったりします。

凄い自己中なんでしょうけど僕、普通の大人になりたくないんです。つまらなさそうじゃないですか、ありふれた人生って。

そこらへんの会社に就職して、太ったおっさん相手にへこへこ頭下げて、そのうち結婚したりして、子供が出来て、そんで俺幸せだなーって思って生きていく、そんな人生は嫌なんです。

でも現実的な話、僕に尖った生き方は出来ないんだと思います。

努力できない、コミュ障、何においても才能ない。

そんな僕はきっと、つまらない人生を生きていくんだと思います。

でもそれは嫌で、だけれどどうしようもなさそうだから「30歳で死にたい」っていうありがちな自殺願望を持って生きているんですけど、今すぐに死ねないなら、多分30になっても死ぬ度胸は無いんだと思います。

死にたくても死ねないなら、生きてて楽しいと思える人生を生きたいじゃないですか。

でも僕、小説家になる以外に、どうなったら幸せなのか、分からないんです。

じゃあ小説家目指せよって事なんでしょうけど、全然小説が書けないんですよ。

今ですら書けないのに、仕事になったらさらに書けなくなる気がします。

書きたいものが書けなくても、小説家になった方が幸せなんでしょうか。(そんな簡単に小説家になれるとは思いませんが……)

というか僕、どうして小説を書きたいのか、分からなくなったんです。

始めは楽しかったんです、書くことが。でも今は書けないのが苦痛で、それでも書きたいと思ってしまうんです。

もしかして僕はドMってやつなんでしょうか? 書けない苦しさが、気持ちいいのでしょうか? 

でもそれは、あながち間違っていないのかもしれません。

一丁前に小説家になった気になって、スランプに陥ったという自分に酔っているだけなのかもしれません。

もしそうだとしたら、僕自身が変わらないと、書けないという問題は解決しないんだと思います。

人って、どうしたら変われるんでしょう。

あ、恋愛すれば変われるんでしたね。 

 

彼女なんていねぇよ!

結局ここに戻ってくるんですよね……。伊織彼女いない問題。

もうこうなったら男の人でもいいです。だれか僕と恋愛してくれ! 

まあそんなことを言ったところでどうにもならないのですが……。

さて、恋人になるためには、まずは友達からです。

しかし僕には、女友達は言うまでもなく、男友達ですら片手で数えられる程度しかいません。

そんな感じで僕の友人関係は割と絶望的なのですが、リアルでダメなら、ネットで友達を作ればいいのでは? と思い、Twitterで友達を作ることにしました。

さっそくスマホTwitterを開いて、文章を書いていきます。

 

『友達が欲しいです。小説を書いている人で、死にたいって言っても怒らない人で、将来僕を養ってくれる人がいいです。 #友達募集 #友達募集中』

 

書いてて、思いました。最初から友達に求めるものが愛なら、それは友達ではないセフレと似た何かなのでは? と。

そう考えると、なんだか凄く不誠実な気がしてきました。

僕は書いた文章を消して、リビングでコップにお茶を注いでいた姉に聞いてみました。

 

「ネットで恋人を作ろうと思うんだけど、どう思う?」

 

真面目に言うと、姉はバカじゃないの? という顔で僕を見ました。「ネカマと恋愛したいんだったらいいんじゃない?」

「真面目に答えてよ」

 

「や め と け」

 

そう言ってリビングを出ていこうとした姉に、僕は聞きました。

 

「彼氏と付き合って、人生変わった?」

 

数舜の沈黙。

 

「全然。別れてからの方が人生変わったよ。恋愛に夢を見すぎないことだね」

 

姉は背を向けたままそう言い、階段を上がっていきました。

僕は、混乱しました。

姉が恋愛に夢を見すぎないことと言ったからではなく、彼氏と別れたなんて、初耳だったからです。

それから少しして僕も自室に引っ込み、天井を見つめながら呟きました。

 

「もう恋愛とかどうでもいいから、小説書きたいな」

人生の敗残者

つまらない人生だった。

ロープを首にかけながら思う。

君が死んでから、生きているのが楽しくないんだ。

椅子の上に立つと、手が震えた。

僕も君みたいになりたかった。

君みたいに、美しく死にたいんだ。

目を閉じて、深く息を吸う。

時計の針の音だけが、部屋に響く。

息を吐くと、涙が流れた。

死ぬのが、怖いと思った。

僕はそのまま、椅子の上に立ち尽くした。

最後の一歩が、踏み出せなかった。

死にたくなった。

それでも死ねなかった。

自分が嫌いになった。

小説を書きたいのに書けない!

どうも全身筋肉痛の三夜伊織です。

 

さて、昨日、弟が小説を書き始めたのですが、今日は書かないんだそう。弟曰く、「二日続けては書きたくない」らしいです。文章力で追い越されるのはまだ少し先みたいですね。安心しました……あれ? 僕も最近、小説書けてないじゃん!

ということで夕飯の後、僕も小説を書くことにしました。

 

こたつでパソコンを開いて、この前作ったプロット(物語の大まかな流れを書いたもの)を文章にしていきます。

5分、10分、20分と、時間を掛けながらも、着実にプロットが文章になっていく……はずでした。

はい、全然書けませんでした。そしてかろうじて捻りだした文章はくそつまらなかったです。

やっぱり僕に文章を書くのは向いていないんでしょうか。初めて小説を書いたときにあった謎の自信も、今では消え失せてしまいましたし……

でも小説は書きたいんです。面白い小説を……。初心者でも小説がスラスラ書けるようになる方法があればいいのに……。

あ! Google先生に聞いてみよう!

 

 

Google先生に聞いてみた

 

ということで、天下のGoogle先生の回答を紹介していきます。

 

1プロットを作成する

2文章力を気にしすぎない

3頭の中のアイデアを形にする

4プロットを整理する

5簡単なテクニックを試す

6可能性を信じる

 

可能性を信じるってなんだよ! 僕は明日童貞を捨てられるって信じてればいいのか?

とまあこの中だと、プロットは書いてるし、アイデアは出てこないし、テクニックなんてあったところで書けないんだし、可能性はないので、文章力を気にしすぎずにやるっていうのが唯一実践出来そうですね。さっそく実践してみます。

 

それから10分くらい、表情の変わらないパソコンとにらめっこをしていました。

プロットが面白くないとか、登場人物同士の会話が続かないとか、そんなことは問題外でした。

文字が出てきません。うーん、困りました。本当に書けません。ブログもネタが無いし、どうすればいいのかわかりません! さげぽよ~